oh-yuki’s diary

髪が伸びる人形風。

雨の朝は前髪を心配する

7時00分に目覚ましが鳴る。
雨だ。一番先に心配するのは前髪。パッツン前髪の調子は私の中で重要な問題だから。AB型は前髪を気にするなんてのも聞いたことがある。
出来るだけ午前中は電気を点けたくないけど今朝はしょうがない。
雨の朝に必ず思い出すのは、小学生の時雨の日の登校時の電気の点いた濡れた玄関。その時なにかあったわけじゃないけどなぜか記憶にある。

改札までの駅の階段を滑らないように慎重に降りているおばあちゃんを追い越して、電車に乗る。


今日も端の席を確保。向かいに座ったご婦人は風神雷神の描かれた革製の鞄をビニールを被せて持っている。ご婦人の持っている使い古したビニール傘とその高そうな鞄のコントラストを控えめに眺めながらポルカドットスティングレイを聴いていた。


折り畳み傘しか持っていない私は駅に着いて邪魔にならない隅っこで傘を広げ、立派なみずほ銀行の建物、、屋根が濡れていつもより濃い緑だなヴィンテージライクな緑だなって思いながら歩いていく。
スニーカーがキュッキュなってちょっと恥ずかしい。


私は折り畳み傘を綺麗にしまうことが苦手だ。